JIN-KANA学習塾 神奈川区と神奈川大学の協働「寄り添い型学習支援事業」

 JIN-KANA学習塾 神奈川区と神奈川大学の協働「寄り添い型学習支援事業」

神奈川大学と神奈川区の協働事業のJINーKANA学習塾にお伺いしました。

神奈川大学横浜キャンパスの教職課程では、2010年度に横浜市こども青少年局の委託事業「困難を抱える青少年に対する進路選択支援事業」として、神大ユースサポート・プロジェクト「JYSP」が開始されました。

近隣の小中学校への「学校ボランティア」、土曜日に大学で行う外国籍児童生徒の学習支援「のびのび楽習塾」、地区センター等での「青少年の居場所」活動に取り組まれています。

そして、2013年8月からは、神奈川区の委託事業として、家庭の経済的な問題や母語が日本語でない等、高校進学に向けて支援を必要とする区内の中学生の学習支援「JIN-KANA学習塾」がスタート。

中学生は、神奈川区の紹介により、週2回、夜18時~20時30迄に大学の教室で、教師を目指している学生ボランティアと1対1で学習に取り組みます。中学生にとって年代も近い学生教師が一生懸命に関わってくれて、学習理解が進むと “我がことのように” 一緒に喜びます。 教師を目指す学生たちは、事前の準備や工夫を共有して「とても良い学びの場」になるとの事。

神奈川大学教職課程が行うボランティア活動は、“教員に求められる資質能力”が向上するアクティブラーニングともいえるとの事でした。

ほとんどの生徒が悪天候や体調不良以外の理由では休まない。皆勤賞の生徒も。どこも行く学校がないと言われた、全く学習意欲のない生徒がJIN-KANAに通い、時間前に自習をするようになり、成績も急上昇し全日制の高校に合格。高校では運動部に所属で無遅刻・無欠席で通学。

実際の学習の場に足を運び、その光景を短時間ですが拝見をしましたが、ひとりひとりに寄り添う「未来の先生」の一生懸命な関わりで、中学生にとっての安心の場であり、温もりの場にもなっていると感じました。

大げさな言い回しかもしれませんが、率直に、JIN-KANAで一人の人生が変わると思いました。

 

 

 

 

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